まるしてんblog 美作地方.岡山県をつらつら

美作地方、岡山県の交通、民俗、方言など

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

誕生寺ばばあが来る季節

立春を過ぎても今年は寒い日が続きます。 この季節、法然上人ゆかりの誕生寺では、旧暦1月25日に上人が亡くなられことをしのび、御忌大会式が行われます(2月25日前後)。「御忌(ぎょき)」とは、本来天皇の忌日にされる法要を指しますが、16世紀、後柏原天…

東京にある鶴山館

「鶴山館」という名前を聞けば、津山出身の人なら「津山にかかわりのある建物だな」と思いつくでしょう。鶴山館は津山城の敷地内にある建物のほかに東京都内にもあります。 東京の鶴山館は岡山県出身の男子大学生のための学生寮で、西武線沿線の西東京市にあ…

津山市の市制施行日(2月11日)と人口問題

こんにちは 2月11日は津山市が市制施行された日です。 津山市は昭和4年(1929)に当時の苫田郡津山町・津山東町・西苫田村・二宮村・院庄村および久米郡福岡村が合併し、人口は33,361人。全国104番目の市として誕生しました。 ちなみに103番目の市は倉敷市…

黒沢山萬福寺の十三参り

美作地方の冬の行事に黒沢山萬福寺の十三参りがあります 人生初の厄年と言われる数え年13歳に、智慧の仏様である虚空蔵菩薩に参拝して厄祓いと福を授かる。萬福寺は虚空蔵菩薩の縁日にちなみかつては旧暦の1月13日、現在は2月下旬の週末に大会式が行われてい…

美作地方の会陽(えよう)

こんにちは。 毎年2月第3土曜日に岡山市の西大寺で執り行われる会陽(えよう)は、別名裸祭りとも呼ばれる、褌一丁の約9000名の成人男性が陰陽2本の「宝木(しんぎ)」を取り合う大変珍しい祭礼です。 会陽はかつては旧暦1月14日、正月祈願の結願…

5色の鬼

今日は節分。 自分が子どもの頃と今では節分の情景がだいぶ変わりました。 豆まきも後片付けなどを考えて落花生や袋入りの豆を代用する家も増え、鰯の頭を外に飾る家はほとんど見かけなくなりました。 一方で最近はコンビニやスーパーで恵方巻きが盛んに売ら…