オオサンショウウオ
こんにちはまるしてんです。
突然ですが、皆さんはオオサンショウウオを食べたことがありますか?
※写真はWikipediaより
いや。絶対にないでしょ!特別天然記念物だし!って答えるのが普通だと思います。
でも・・・
昔は美作地方の山あいの集落では時々食べられていたらしいんです。
当然積極的に捕まえていたわけではなく、大雨などで上流の川から流されて弱ったオオサンショウウオがいたら食べていたということです。
実は私の父も70年前に食べたことがあるとのこと。
当時もオオサンショウウオを食べるということは憚られたようで「ナマズを食べよう」と誘われたようです。味は詳しく覚えていないが美味しかったらしいです。
オオサンショウウオには私も思い出があります。
奥津町に住んでいた小さい頃、父が山に作業にいった際、オオサンショウウオが流されていたのを見つけて、家に持ち帰ってきました。
その時父は家で飼おうと思っていたらしいのです。
しかし、その夜タライに入れておいた、オオサンショウウオは当たり前ですが暴れました。
(オオサンショウウオは夜行性です)
家中に水を撒き散らして大変でした。
結局、オオサンショウウオを飼うのはすぐにあきらめて父は川に放すといってました。
と、ここまで書いて、もしかしたら父はあの時川に戻さずに友達と食べたんじゃないかとの疑いが生まれました。まあ聞かないでおこうと思います。
最後にオオサンショウウオのことを美作地方では「ハンザキ」と呼びます。
「半分に裂いても●なないから(いや絶対●ぬでしょう)」という説や「半分に裂けたみたいに大きく口を開くから」という説がありますが違います。
平安時代の文献によると、オオサンショウウオは「ハジカミイオ」と呼ばれていました。
当時の日本語の発音では「ハンジカミイオ」です。ハジカミとは山椒のことです。これがなまって「ハンザキ」になったのが正しいのです。(岡山弁あれこれパート2より)