まるしてんblog 美作地方.岡山県をつらつら

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回転焼き=横綱まんじゅう

カムカムエヴリバディ面白いですね。

ドラマの舞台はすでに岡山を離れ、大阪を経て京都になりましたが、主人公のるいも錠一郎も岡山の出身という設定ですし、錠一郎を演じるオダギリジョーは津山の出身ということで目が離せません。

さて、ドラマで主人公たちは京都で回転焼き屋を営むことになりました。

 

回転焼きは日本各地で様々な呼び名があるようで、ネット上でも度々話題になります。

今川焼き大判焼き、御座候など…。

岡山県では夫婦まんじゅう。略して「ふうまん」と呼ぶところも多いようです。2つの生地を合わせて焼くことがその呼び名の由来のようです。

 

そして、津山では横綱まんじゅうという呼び名が定着しています。

横綱まんじゅうとは、正確には味よしという店が販売している回転焼きの商品名で、登録商標もされています。ただ、長い間津山の人で知らない者はいないというくらいの人気を誇っていて、回転焼きと言えば、横綱まんじゅうとなり定着したようです。

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横綱まんじゅうの表面には店主の家紋である鷹の羽違いの焼き印が付いていて、昔から粒あんと白あんの2種類が販売されています。

餡の色を相撲の白星と黒星に見立てて横綱まんじゅうという名前にしたと言われてます。(白星と黒星が同じくらいの横綱って…とツッコミたくなりますが)

 

味よしさんがいつから店を開いたのかは分かりませんが、私が子どもの頃(1980年あたり)は吉井川沿いにあったイズミの中に店があり、確か1個50円で売っていて大変な人気でした。

街に買い物に行った際にたくさん買ってきたのを、コタツの中で温めていたことを思い出します。

オダギリジョーさんも津山にいた頃、横綱まんじゅうを食べていたのでは…そんな想像をしながら録画したドラマを見たいと思います。