1960年12月12日姫新線踏切事故
こんにちは
突然ですが、1960年の12月12日
今の真庭市落合町で大変痛ましい事故が起きました。
岡山県においても戦後最悪の交通事故。
姫新線での踏切事故です。
午前8時20分ごろ、旧落合町の下河内にある姫新線の赤野踏切で事故は起こりました。
河内から落合を経由して勝山に向かう乗合バスが踏切に一時停止をせずに通過しようとしたところ、客車を牽引し津山から広島に向かう蒸気機関車と衝突。蒸気機関車がバスの側面に激しく衝突する形となり、バスは激しく損傷しました。
この事故でバスの乗客10名が亡くなり57名が重軽傷を負ったのです。
バスには落合高校(現在の真庭高校の落合校地)に通学する生徒が多数乗っていました。
私の母は当時落合高校に通っており、この事故で同級生が亡くなったことや、ケガをした人の手当を手伝ったことを時々聞かされました。事故の現場には近隣の住民が集まり、総出で救助や応急手当がされたそうです。
現場には事故の翌年に建立された供養のための地蔵があり、亡くなられた方の冥福を祈っています。
(踏切の左手側に地蔵が建立されています)