岡山の言葉① うったて
最近、岡山弁としてよく取り上げられる「うったて」という言葉があります。
絵で言うと①の部分。
書道では起筆とか始筆ということを、先程調べて知りました。(子どもの時、習字を習うとったっんじゃけど…)
じゃあ、うったてという言葉の語源、調べミューと思い、本棚へ。
と、その前に勝手に推測。
「屋敷のうだつに関係しとるんじゃないか?」と。
うだつ「卯建」「宇立」は、隣家との延焼防止のために建てられたもともとは防火壁で、徐々に装飾的な意味合いが置かれるようになったもの。「うだつが上がらない」=出世しないということわざの語源でも有名。うったてもシャンとしてないといけんし、おおかた語源はうだつと決め込んで本を読むと…。
「うったて」は打ち立てという言葉で「打ち始め」から来ている。「立て」というのは、現在の「焼きたて」のパンやペンキ「塗りたて」の「たて」と同じとのことで、600年以上の能の鼓を打つ役目の心得を述べる本の中にも「うちたて」という言葉がある。
この歳になるまで知りませんでした。これからも勉強したいと思います。
最後にうったてという言葉。香川県や徳島県でも使われているようです。