まるしてんblog 美作地方.岡山県をつらつら

美作地方、岡山県の交通、民俗、方言など

まるしてん について

こんにちは。

今日も朝から暑ついですね(暑いゾナー)

まるしてんのこと書いていきます。

※多少、岡山の言葉を混ぜヨー思うとるけど、文章では難しいノォ…。

 

まるしてんさんは、一般的には摩利支天と呼ばれとる仏教の守護神なんで。

 

陽炎や日光を神格化したインドの神様にルーツがあるらしゅーて、「陽炎は傷つかんし、燃えんし、濡れん。自ら姿を見せん」言うて、護身に通じて勝利に導くゆーて、戦国時代には多くの武士が信仰したらしいんで。

時代が過ぎても勝利に通じることから全国各地で信仰されとります。

津山じゃー石山寺が有名かナァ思います。森氏が津山城を築く際に山の石を切り出す際に摩利支天を勧進したのが始まりらしいです。

東京ニャー上野のアメ横の真ん中に徳大寺いう摩利支天様を祀った寺院があって、ワシも時々参りに行きます。

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摩利支天信仰のもう一つの特徴は、山伏(法印さん)の信仰に深く根ざしとることです。

ブロッケン現象」って知っとりますか?山の上で霧や雲に後光が差したような人影が映る現象。まさにこれがルーツの姿なんじゃろーけど、修験道が今でも残っている美作地方じゃー摩利支天は庶民にも、昔からヨー知られとったと考えられます。

また、日本の摩利支天は猪🐗に乗っています。イノシシは憎まれものですが、同時に田の神、山の神として昔から信仰されています。

昭和30年代に編纂された民俗資料によると、美作地方(落合町)で祠を作り百姓の神として摩利支天を祀る集落があることが紹介されとります。

自分のおじいさんのところは別の地域ですが、まるしてん様と呼ぶ祠が山の中にあり、本家の方が丁寧にお祀りしとります。

 

以上、まるしてんさんについて書きました。

はじめての記事投稿でした。

読みにくさやコレじゃない感もあるかもしれませんね。

続けていくことでよくしていきたいと思うとります。

ありがとうございました(写真は徳大寺の御守りです)

#美作

#民俗

#岡山