まるしてんblog 美作地方.岡山県をつらつら

美作地方、岡山県の交通、民俗、方言など

桜の前に梅を見よう

厳しい冬の寒さもやわらぎ、あたたかい日が訪れるようになりました。

いよいよ美作地方に花の季節が到来します。

美作地方には津山の鶴山公園、落合の醍醐桜、新庄のがいせん桜。全国的にも有名な桜のスポットがたくさんあります。

また山々のあちこちに山桜が咲きます。

あえて人が多いスポットに行かなくても、心がやすらぐ場所を地元の人々は持っています。

 

さて、今日は桜ではなく、ひと足先に見ごろを迎える梅の花について。

津山市(旧久米町)には約2,000本の梅が咲く「神代(こうじろ)梅の里公園」があります。岡山県観光連盟のホームページを参照すると、すでに2月19日から梅まつりが開催されています。

HP→ https://www.okayama-kanko.jp/spot/10570

観光連盟なども紹介されているように、14種類・2000本の梅を植えている場所は全国的にも少なく、中国地方では最大級の規模です。

しかし、鶴山公園の桜まつりがすぐ後に控えているからなのか、国道からも離れたやや不便な場所にあるからか県外の人にはあまり知名度がありません。。。もっと脚光を浴びていい場所だと思います。

 

梅の里公園の歴史は意外と新しく、開園は1995年です。

久米町は梅を町の花と位置付けていました。

梅で町おこしをめざした旧久米町は、1991年から1992年にかけて(財)岡山県郷土文化財団から梅の苗木の寄贈を受け、地域の人々と大事に育て上げました。同時に植樹した一帯に遊歩道や展望台をかねた小屋、トイレなどを整備して公園をつくったのです。

 

梅の木には、桜(ソメイヨシノ)と異なり、豊かに実がつきます。

地域では梅を観光資源としてだけではなく、梅の実を販売したり、梅干しやジャムなどに加工して販売をしています。

おそらく梅まつりの期間中は公園でも販売されていると思いますが、年間通じてガンダムで知られる国道181号線沿いの道の駅「久米の里」でも取り扱いがされています。

最後に神代公園は広くて坂道もあるので運動不足の解消にももってこいです。ぜひ足を運んでみてください。