高校野球と県北スポーツ
こんにちはまるしてんです。
夏の甲子園が始まりました。
今年岡山県からは倉敷商業が出場。残念ながら昨日の試合で敗れてしまいましたが、ベンチ入りの選手を見ると美作市出身の選手もいてうれしくなりました。
長い高校野球の歴史のなか、少し残念ですが甲子園の土を踏んだ美作地方の高校はありません。
一度だけ、津山商業高校がセンバツに内定していながら、辞退するということがありました。
これについては色んな噂話も耳にしたこともありますが、私も生まれる前(昭和42年)の出来事ですし書くことは控えます。
こうも美作地方の高校野球が苦戦している理由は
①野球が盛んな関西や広島の子が甲子園常連といわれる県内の私立高校に集まる
②県立高校の学区制がなくなり、いい選手は岡山や倉敷の強豪校に行くことができるようになった
③過疎化と少子化がいっそう進行した
この3点が影響していると分析しています。
詳しく触れませんが、一点だけ例を挙げると、倉敷商業の野球部員数は90名を超えていますが、美作地方の県立高校でこれほど部員を集めることは不可能です。(もちろん、昔から少数精鋭で甲子園に出場した県立高校はたくさんありますが)
あらゆる場面で岡山県南部と北部との差の広がりによる若者の流出は、高校野球のみならず、津山工業が出場常連校であったラグビーも同じ。チームスポーツは大変な時代になりました。
そして作陽のサッカーも学校自体が移転することで津山からはなくなってしまいます。
勝利至上主義ではありませんが寂しいですし、県南部との不公平感は拭えません。
ネガティブなことばかり書きましたが、勝間田や美作の薙刀や個人競技の陸上競技では県北から全国大会に出場してます。すごいと思います。子どもたちのがんばる姿をこれからも応援します。
本当は津山市営球場のことや美作地方出身のプロ野球選手のことを書くつもりでしたが、それはまた今度にします。