まるしてんblog 美作地方.岡山県をつらつら

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岡山の言葉②オー水がイク

こんにちは。まるしてんです。

猛暑と台風接近で東京も天気が不安定。昨日から朝晩構わず突然大雨が降ってきます。

 

この季節、美作地方では夕立ちが頻繁に発生します。花火大会やお墓参りの時に降られると嫌でした。

岡山気象台のデータでは、昨年7月は10回、8月は15回雷注意報が発令されています。三日夕立という諺のとおりに夏はよく降ります。

花火大会やお墓参りの時に夕立ちに会うのは嫌ですよね。でも、雷が抜けた後は涼しい風が吹き、気持ちよくなります。

また、山の方の雷は激しいと言われますが確かにその通りで、蒜山や奥津の夕立ちは激しいです。

奥津や津山に住んでいた子どもの頃は、よく落雷で停電しました。

真っ暗になった家の中に蚊帳を吊り、恐怖といつもと違うドキドキ感。停電が復旧し、パッと電灯がつき、井戸のモーターが唸る音が聞こえた時の安心感は今でも思い出しますね。

 

さて、今日は岡山の人の言葉使いについて少々。

オー雷が落ちた

オー夕立がきた

オー水がイク(出る)

オー火事がイッタ

オー草が生えとる

オー借金した

オーガッソーかつぐ

など、岡山ではいろんなことに「オー」を頭に付けて表現しますよね。

これは方言というより県民性みたいなものなのでしょう。

 

また、『イッタ(イク)』という言葉。

これは岡山弁の部類に含まれるでしょう。

「あそこの家ぇ去年火事がイッタンデ」とか「この茶碗、ヒビがイットルがな」などの使い回し。

標準語では「あった」「起こった」または「できる」という言葉を使う場面でも「イク」という言い回しが使われているのです。