久世は昔から暑チー
暑い日が続きます。
こんにちはまるしてんです。
8月5日の岡山県内は各地で猛烈な暑さとなり、最高気温は真庭市久世が38・4度で全国で6番目に高くなり、笠岡市は38・0度で観測史上最高を記録。津山は37・9度、高梁は37・5度、岡山市中心部37・0度、倉敷35・4度などで、14地点で猛暑日(35度以上)となった。
と、昨日のニュースで報じられていました。
真夏の岡山県内の最高気温は、岡山市や倉敷などの県南部よりも久世や津山などの美作地方が高く、特に久世が暑いことが多いんです。それはなぜでしょうか。
理由は久世も津山も盆地で
①四方を山に囲まれているために空気が滞留して気温が上昇する
②山を越えてくる空気が温められて入るフェーン現象が起きやすい
2つの要因があるからです。
上空からの写真を見ると、久世は真庭市と表示されているあたりにあり、市街地は東西の狭い地域に伸びています。また津山盆地より面積は狭いうえ、周りに高い山が迫っており上記の①②の影響を受けやすいこともわかります。
旧落合町の出身の私の母は、きれいな表現ではありませんが、「久世のアホウ焼け。河内のアホウ霧」と昔から久世の暑さを現す言葉を使います。この諺も備前岡山との高瀬舟が通い🐃牛の市場が盛んに開催され、栄えていた久世だからこそ作られて、使われているんだと思います。
久世の地名の由来について私が知る2つの説を紹介します。
①川底が浅く、舟を通すのに苦労した「苦瀬」からきている。
②旭川が蛇行している「曲瀬(くぐせ)」からきている。
確かに久世のあたりで旭川は蛇行し、川底も浅くなっています。どちらの説もあり得ます。
しかし、さらに上流部でも蛇行を繰り返す旭川沿いの山間部に「山久世」という地名もあることから、曲瀬の説を個人的には支持しています。
美作地方の夏は暑いといっても朝晩は涼しいです。
よっぽど町の中でない限り、夜は窓を少し開けていれば快適に寝られます。
子どもの頃、おばあちゃんの家に泊まりに行くと、夜にスイカを食べたり花火を楽しかったです。
そして「アズって寝冷えせんようにせーよ」と必ず言われました。
夏になると思い出します。
※追記 岡山の夏の気温、最近は高梁が一番高い日が多いですね。